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2010-04-02

デローリアン

映画「バック・トゥ・ザ・フューチャー」でタイムマシーンのクルマ

「デロリアン(DMC-12)-DeLorean- 」

2008年に限定生産されても日本じゃなかなか出合えないもんだ。




≪DMC-12≫

◆創立者: 1975年10月24日、ゼネラルモーターズ (GM) の副社長であったジョン・ザッカリー・デロリアンが、理想の車を作るために当時65万ドルという高年収の地位を捨てて、自らの夢のスポーツカーを創るべく創設したDMC社の最初で最後の車である。

◆本社:ミシガン州デトロイトに、製造工場は70エーカーで、イギリス・北アイルランドのベルファスト郊外、アントリム州ダンマリー村にあった。

また社名は上記にあるのが一般だが、デローリアンのシャシー・プレートには次の様にプリントされている。
"MANUFACTURED BY DELOREAN MOTOR CARS LTD."

◆発表:1981年

◆デザイン:イタルデザイン社のジョルジェット・ジウジアーロ(イタル・デザイン)「アウディ・カルマン・アッソ・デピッチェ」「ワーゲン・シロッコ」「ロータス・エスプリ」「ヒュンダイ・ポニークーペ」「マセラッティ・ブーメラン」「1974年マセラッティ・クーペ2×2」「BMW・M1」、そしていすずの「ピアッツァ」(特にNERO)

◆設計:ロータス社がメカニック設計を請け負い、ロータス創業者コーリン・チャップマンが生涯をかけて設計した。

◆シャーシ:ロータス社T型バックボーン・フレームをV型に変更し上に強化プラスチックボディ、外部全体を無塗装ステンレス外装、ガルウイングドア装備。

◆足回り:サスペンションはフロントが、ダブルウィッシュボーン+コイル。リアがトレーリング・アーム+コイル。

◆ブレーキ:前後共にディスクと、コーリン・チャップマンの息がかかっている。

◆ホイール・タイヤ:フロントが6J×14の軽合金ホイールに195/60HR14、リアが8J×15(同材質)に235/60HR15。

◆車体サイズ:全長4267×全幅1990×全高1140mm、ホイールベース2408mm、トレッド幅はフロント1590、リア1588mm。

◆重量配分:フロント35%、リア65%。



◆エンジン:PRVのV型6気筒SOHC2849cc、R30。プジョー・ルノー・ボルボが乗用車用に共同開発した量産品である。ただしDMC-12ではノーマルR30の88mmボアを91mmまでボアアップし、総排気量を2664ccから2849ccに上げている。ストロークは73mm。

◆出力:当時の排ガス規制に対応させた為、初期データでは本来の2.6Lの142Hpよりも低い135HPになっている。後期のデータでは145HPという説もあるが、一般的に紹介されている後期データでは130HP/5,500。

◆最大トルク:2.6Lのエンジンが22.3mkgに対し、22.9mkg/3000rpmにアップされている

◆燃料供給装置:ボッシュ製Kジェトロニック。

◆エンジン配置:開発当初はスポーツカーの理想的配置であるミッドマウントを考えていたが、最終的にはリアマウントとなる。




◇発売台数:初年度約6,500台
◇発売価格:2万5,000ドル(当時の為替レートで約625万円)とやや高値

◇限定モデル:1981年モデルの最後を締めくくっているのが2台の純金パネル装備車

◇倒産:1982年10月19日、社長のジョン・デロリアンがコカイン所持容疑で逮捕されるスキャンダルが発生したことにより、会社は資金繰りが立ち行かなくなり倒産してしまった。
そして、、、こののち1985年頃に無罪が確定した。

◇最後の生産:最終生産車が作られたのは工場閉鎖後のことで、工場に残っていたパーツ等で1982年12月24日に作られた4台
◇最終製造台数:8,583台(500台が欠陥品なので実質7,883台と思われる)。



なお、ボディのプレス型は倒産後に他社による再生を恐れた人々が海に捨ててしまったため現存せず、再生産が不可能になっている。
日本において、公道を走らせるため車検を取得した場合、自動車検査証の社名表記は「デロリアン」ではなく

「デローリアン」




もしかしたら、この新型デロリアンとは未来からタイムスリップしてくると言う事が、過去既に知らされていたのかも知れない!!!  …と思っているのは私だけでは無いはず。。。